ホタテ関係

ホタテの産地

 北部オホーツクにある広い漁場の砂礫上に地撒きされた稚貝は、冷たい荒波にもまれます。そのため、貝殻自体が厚くなり、貝柱は繊維質のしっかりした歯ごたえのある旨味豊富な身質となります。

ホタテの産地
ホタテの産地

 ホタテの産地として、北部オホーツク海(宗谷・猿払・頓別・枝幸)は、高い漁獲量を占めています。オホーツク海のホタテは30万㌧、その内半分は北部海域が占めています。

北部オホーツク海域の特徴
北部オホーツク海域の特徴

 北部オホーツクは、サハリン東岸に沿ってカラフト寒流が南下、対馬暖流由来の宗谷暖流は宗谷海峡から流入します。そのため、この海域では、低温、高塩分で栄養塩類が豊富な海水が沈降し、オホーツク海中冷水を形成します。



ホタテの加工

 当社のホタテの脱殻は機械剥きではなく、貝切りで「へら」を滑らせ、一つ一つベテラン作業員が手剥きをしています。砂かみや異物除去の検品作業も、丁寧に複数回に分けて行っています。また、手剥きした貝柱はホタテが水を吸わないよう塩水を使い、原貝搬入から貝柱凍結まで、30~40分の短時間で処理しています。こうしたこだわりが冷凍解凍後もドリップの少ない活きのよい高品質を生み出しています。

稚内東部株式会社 紹介ビデオ(ホタテ編)

【参考】エクセレントラボ認定について

 親会社の日本水産株式会社が実施している作業員の検査レベル認定。2019年6月に社内でA級検査員が誕生しました。引き続き、作業品質の維持・向上および衛生管理の意識向上に力を入れて行きます。

エクセレントラボ認定
エクセレントラボ A級認定書