鮭鱒関係

秋鮭の特徴

最初の接岸ポイントが、北オホーツクの猿払村から枝幸町までの沿岸といわれています。

【道北の秋鮭】定置網漁

猿払村の鮭 20年9月28日撮影
猿払村の鮭 20年9月28日撮影

 雄武から宗谷岬にかけては、大きくて長い川がありません。一部、地区の川に遡上する鮭もいますが、雄武~宗谷岬の道北で漁獲される鮭の多くは日本海側まで行くようです。ベーリング海からオホーツク海に回帰してくる鮭は、産卵まで時間がある若い鮭なので身に脂が乗っていると言われています。

 

 

ー 独特の呼称で呼ばれる「メジカ」とは

 

 オホーツクで漁獲される鮭の殆どは北海道の河川に遡上する鮭ですが、「メジカ」は本州の日本海側の河川に遡上する銀毛の鮭です。そのため、海の長旅に備えてオホーツク海でたっぷりと栄養を取り、脂を貯め込みます。魚体に脂がたっぷりとのり、ハラスが分厚い鮭です。

 

サケの回遊ルート
サケの回遊ルート


秋鮭の加工

鮭ドレス加工の様子

 道北エリアでの原料調達シェアは高く、シーズン中は毎日秋鮭が搬入されます。時系列で原料の変化を確認出来、選別もきっちり行っています。

 当社は、冬場(オフシーズン)に秋鮭のフレーク加工を行っている為、良品のドレスをより厳選出来ています。

フレーク加工の様子

 魚体又グレードに応じて蒸し時間の調整(通常50分前後)を行っています。ドレスから「へら」によるスピーディーな身取り作業と骨除去の細かな作業に心がけています。残骨検品にも人手を掛け、製品への混入を極力抑えています。

 フレークは、コンタクトフリーザーによる急速凍結で品質維持を行っています。シンプルな鮭のフレーク処理ですが、長年培った「身だけをへら一枚で取る技」への妥協はありません。